「山東のたけのこ」「山東のみかん」として有名な山東を抜け、桜の季節には大勢の花見客で賑わう大池遊園へと向かいます。
のどかな風景が広がり、季節ごとにかわいい草花や果樹が迎えてくれます。
伊太祁曽神社の旧社地・亥の森からは、竹林とみかん畑の中を進みます。集落を抜け、美しく手入れされた竹林や果樹畑を見ながら大谷峠へ。大池遊園が見えたら駅まではあと少しです。
日本の国に木種をまいたと言われる五十猛命（いたけるのみこと）を祭神とする木の国神話の社。御神木の穴をくぐると厄除けになる「木の俣くぐり」でも知られ、古くから紀伊國一之宮として崇敬を集めています。境内山中の井戸より湧く水は「いのちの水」と呼ばれ、古来より飲むと活力を得ると伝えられています。
- 【お問い合わせ】
- 伊太祁曽神社（和歌山市伊太祈曽558番地
TEL / 073-478-0006
伊太祁曽神社が現在の地に静まる以前は、日前神宮・国懸神宮（日前宮）の社地にお祀りされており、日前宮の鎮座とともに山東（現在の伊太祈曽）に遷座されたといわれています。
その場所が「亥の森」で、現在の社殿のある場所ではなく南東に５００ｍほど離れた場所にあります。
田んぼの中にこんもりした森が残っており、旧社地として、小さな祠を祀っています。
春には桜やツツジ、秋には紅葉が美しく、四季の自然が楽しめる周囲約4ｋｍの池を中心としたのどかな公園です。ハイキングなど四季を通じて楽しむことができ、特に桜の季節は大勢の花見客で賑わいます。大池を渡る鉄橋は沿線随一の撮影スポットでもあります。
貴志川線沿線は豊かな自然環境に恵まれ、農産物の栽培が盛んな地域。沿線各所には、農産物直売所や農家の無人販売所があちこちに点在します。山東の「たけのこ」、貴志川の「いちご」をはじめ、「みかん」、「いちじく」など、採れたての新鮮な農産物が並びます。
