熊野古道と龍神街道が交わり、古来より交通の要所として栄えてきた伊太祈曽駅周辺。古道は集落や里山の中を通り抜け、はるか南方の熊野・本宮へと向かいます。
※狭く交通量がある車道を歩く区間が多いので、車には充分ご注意してお歩きください。
紀ノ川越えた熊野古道は、和歌山市東部の農村地帯を南へ。江戸時代の大庄屋「旧中筋家住宅」や弓の名人「和佐大八郎の墓」、街道の面影を色濃く残す矢田峠を越えると伊太祈曽駅は目前。木の神を祀る「伊太祁曽神社」は駅から徒歩約5分です。
江戸時代6代にわたって大庄屋を務めた中筋家の住宅。母屋をはじめ表門、長屋蔵、北蔵、内蔵、御成門等が重要文化財に指定 されています。屋敷は熊野へと向かう熊野街道に沿って構えられています。
- 【公開日】
- 3月から11月までの間の土曜日、日曜日、祝日
※上記以外の場合でも、観覧希望の1ヶ月前までに、5人以上の
団体からの事前申請により随時公1開。 - 【開場時間】
- 9:00~16:30(ただし、入場は16:00まで)
- 【観覧料】
- 一般300円(高校生以下は無料)、団体240円(団体は20人以上)
- 【お問い合わせ】
- 旧中筋家住宅(和歌山市禰宜148番地)TEL: 073-465-3040
和佐富士とも呼ばれる高積山にある高積神社。上宮と下宮があり上宮が高積山の頂上にあります。山の上としては驚くほど立派な造りの神社です。また、頂上付近には休憩所があり、紀ノ川平野を見渡すことができます。豊かな木々に覆われた下宮は熊野古道に面しており川端王子を合祀しています。
江戸時代、紀州和佐村祢宜に生まれた和佐大八郎は、京都・三十三間堂の「通し矢」に挑戦し、大記録を達成した弓の名手。
丹生神社は伊太祁曽神社の奥宮とされ、秋の例祭には伊太祁曽神社から丹生神社まで御輿がくりだされ運ばれてきます。隣には覚鑁堂(かくばんどう)があり、南側には矢田山傳法院が隣接します。
広大な敷地に様々な施設や遊具を備える農業をテーマにした公園です。緑豊かな園内ではデイキャンプやバーベキューを楽しめるほか、レストハウスや農産物直売センターをはじめ、約70mもあるローラースライダーや思いっきり走り回れる芝生広場などがあり、1日を通して楽しむことができます。
- 【開園日】
- 9:00~17:00
- 【休園日】
- 火曜日(休園日が祝日の場合はその翌日)、年末年始
※入園無料) - 【お問い合わせ】
- 四季の郷公園管理事務所 TEL 073-478-0070
四季折々の花や果樹など、自然と農業に親しむエリア。遊戯施設も設置。
森の小川、広場など野鳥や昆虫、植物とふれあい、自然への理解を深めるエリア。
日本の国に木種をまいたと言われる五十猛命(いたけるのみこと)を祭神とする木の国神話の社。御神木の穴をくぐると厄除けになる「木の俣くぐり」でも知られ、古くから紀伊國一之宮として崇敬を集めています。境内山中の井戸より湧く水は「いのちの水」と呼ばれ、古来より飲むと活力を得ると伝えられています。
- 【お問い合わせ】
- 伊太祁曽神社(和歌山市伊太祈曽558番地
TEL / 073-478-0006
伊太祁曽神社境内山中より湧く水は、古来より「いのちの水」と呼ばれてきました。病人に飲ませると活力を得ると伝えられ、今日でもこの水を求め遠方より汲みに来る方が絶えません。